見過ごさないで!ガンとその初期症状

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日本人に多いがん

がんには人種や民族、地域や国々によって特徴があります。
それはがんが環境の影響によって起こる病気であることを物語っています。
例えば、北米、フランス、イギリス、オーストラリアでは人種に関わりなく男性のがんの罹患率で多いのが前立腺がんで、女性の場合は乳がんの罹患率が高いことで知られています。
ブラジル、スペイン、スイス、デンマークでは皮膚がんが罹患率の中でトップを占めています。
欧米でなぜ前立腺がんが多いのか、その原因は未だはっきりとは分かっていませんが、極端な肉食やミルクなどの脂肪分の多い食生活が原因と考えられています。
また、皮膚がんは紫外線が原因と考えられています。
色素が少なく、皮膚が弱いといわれる白人は、紫外線の強い国に暮らしていると皮膚がんになりやすいようです。
2008年の日本人のがんによる死亡率をみてみると、肺がんが1位で、続いて胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がんという順番になっています。
一方、罹患率をみると1位は胃がんで、2位が肺がんです。
これは、胃がんにかかる人は多いけれども、その進行速度や早期発見、内視鏡手術などの医療技術の向上によって、胃がんの治療に成功し、延命できる人が多いということを示しています。
日本人に胃がんが多いのはピロリ菌が主な原因と考えられています。
ピロリ菌に感染すると炎症が起こり、胃粘膜の萎縮が進み、がんに対する抵抗力が弱くなるといわれています。
日本人の場合、50歳以上の半分がピロリ菌に感染しているといわれています。
慢性胃炎などの症状が現れたら、ピロリ菌を除菌することが大事です。
ピロリ菌が完全に除菌できれば胃の粘膜の萎縮を抑えることができ、がん発生のリスクを大幅に減らすことができるのです。
現在、ピロリ菌の感染率は年齢が若くなるほど下がっています。
案外、日本人のがん罹患率のトップが胃がんでなくなる日は近いかもしれません。
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